13歳から分かる! 人を動かす カーネギー 人間関係のレッスン

本紹介

13歳から分かる! 人を動かす カーネギー 人間関係のレッスン』を読んでみた。

言わずと知れた、カーネギーの自己啓発本、の入門書。
13歳からわかる!のタイトルのとおり、誰にでもわかりやすいシチュエーションのなかで、
若者がカーネギーの教えを学んで成長していくストーリーになっている。

この本をおすすめしたいのは、
・人を動かすってどういうこと?
・人間関係がとにかく苦手……
・仕事ができる人間になりたいぞ!

と思っているそこのあなた。
暮らしのなかで必要なコミュニケーションや、他者との関係構築のヒントをたくさんもらえること間違いなし!

原書は難しいんでしょ~、分厚い本は読む時間ないよ~という方にもおすすめ!
いやいやそんな時間もないよ~、という方のために、今回は30原則のうち3大原則と言われている内容をピックアップしてまとめてみた。

人を動かす3大原則

  • 批判や非難をしない
    言われてみればそうだよね、って話。
    自分に置き換えて考えても、だめ!間違ってる!って言われて、ごめんなさい改めます、ってなかなかなれないよねえ。

    なんでそう考えたの?とまずは相手の言い分を聞いてあげることが大切。
    もしかしたら、のっぴきならない事情があったかもしれない。
    些細な勘違いがあったかもしれない。
    頭から批判や非難をするのではなく、相手の行動を理解することから始めてみるのはいかがかしら。
  • 相手の自尊心を満たす
    人を動かす、というお題目ではあるものの、相手をやる気にさせる、というのが結局のところ近道であるというお話。
    なるほどなあ。

    自分は必要とされているんだ、と思わせることが、できるかもな、やってみようかな、の気持ちを引き出すコツ。
    適当に、おざなりに扱われていると感じているのに、動けと言われても無理な話だ。
    大切にされているからこそ、相手のためにとか、組織のためにとか思えるってもんよ。
    いつもありがとう、頑張ってるね、の気持ちを、まずは伝えてみようかな。
  • 相手の立場に立ち、相手の利益を考える
    こちらも相手をやる気にさせる、の観点。
    動くことでどんなメリットがあるのかをきちんと伝えてあげる。
    ただし相手の立場に立たず、こちらの視点を押し付けてもだめ。
    相手にとってのメリットってなんだろう?を必ず考えてあげること。

    人それぞれメリットに感じることって違うよねえ。
    これが価値観、というのかしら。
    相手が動きたくなる動機ってなんだ?と考えることは、自ずと相手のことを理解することにもつながるので、そのこと自体が関係性を良くするってことなのかなあ。

いかがでしたか?
本書内では、その他、大切な27原則についても分かりやすく説明されているし、若者が成長していく様子を読んでいると、「あれ、こんなことでよくなるんだ……!」という気づきがたくさんある。
気になる方はぜひ。

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